週末は大抵電車で中距離を移動している。
私はなぜか長時間乗り物に乗ると真面目になる。
真面目になるってのは変か。
テンションが下がるって言うかはしゃぐ気分がなくなるって感じかな。
何故なんだろう。
景色がめまぐるしく動いて、自分は同じ姿勢のままの状態が続くからだろうか。
普段は部屋というか空間にある程度固定感があり、自分が動いてるって感覚だから思考もテンションも自分側で変えてくって感じになる。
それが逆転するから自分に固定感が宿っちゃうのかな。
気分的に言うと、若殿様。
何もしなくてただいるんだけど、周りが全部やってくれて進行していく。


「月日は百代の過客にして、過ぎ行く時もまた旅人なり」(間違ってないかな)
こんな気分になっているのかも知れない。
しかし芭蕉の奥の細道のこの書き出し凄いな。
逆に言うと、大した乗り物がないときに、この感覚を持てるってのは鋭いな。
もしかしたら馬に乗れたのかな。
実は奥の細道の旅は歩いたのではなく、馬で駆け抜けたって仮説も面白いな。
芭蕉は伊賀だか甲賀だかの出身で、芭蕉忍者説ってのもあるし。
で、この記事も電車の中で書いている。
OFFに向かう電車なので、缶ビール片手に居酒屋電車と化している。


田んぼに白鷺がいる。


白鷺に遅れて我に返りけり  柳橋卓美


白鷺は夏の季語。
炎暑の中、田んぼの中で一方向をじっと見ている白鷺をイメージして。
なんだかなぁって虚脱感となんかいいぁってしみじみ感。
電車居酒屋の楽しみってこんな感じです。


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このブログ、たくさんの記事になってしまいました。
お暇なときにじっくりとお読みください。