鍾乳洞に行ってきた。
確か子供の頃一度ここには来たことがある。
石柱が育つには恐ろしく長い時間を要するらしいから、鍾乳洞としては一瞬なのであろう。
老若男女が混じった集団の列は、一番歩みの遅し人の歩調でゆるゆると進んでく。
途中で案内のおじさんが、ビル9階ぐらいの高さを移動しますって言ってたけど、事前に全容が見せられたら入らなかった人って沢山いるだろうなって思えるような、足の不自由なご老人まで参加しているのが面白い。
ライトアップされた洞窟内は美しかった。
こうもりも飛んでいた。
3種類生息しているとの事。
気温15度、湿度90%以上の洞窟内を、水滴に時々驚きながら歩いてきた。
40分のゆっくりとした探検であった。
ところどころにワイセラーが設置させていた。
山葡萄のワインを洞窟内で保存して熟成させているって説明書きがあった。
お土産屋さんで売ってた地元の天然水を買って飲んだ。
なんとモンドセレクション3年連続大金賞受賞のミネラルウオーターである。
甘い、驚いた。
水で感動したのは久しぶりだ。
お土産屋さんでラベンダー摘み無料券を2枚貰ったので、暫くラベンダーを摘んだ。
プラスチックのカップを渡され、これが一杯になるまで摘めるらしい。
かなり摘まないとそこまでにはならない。
途中から気分は庭の草むしり状態に。
一杯にしないで終了した。
受付に鋏を返すと、沢山のラベンダーを補充して渡してくれた。
食事は少し離れた蕎麦屋に入った。
お冷がモンドセレクションだった。
井戸水を使っているのであろう。甘い。
ぶっ掛け蕎麦ってのを頂いた。
なめこ、山菜の水煮、大根おろし、おろし生姜、針海苔、ねぎ、わさび、海老天がつめたいそばの上に載っている。
そこに冷たい掛け汁をたっぷりかけていただくやつ。
蕎麦は田舎そばってメニューには書いてあったが、玄蕎麦が多い黒っぽい蕎麦で、太めに切られて少しだけ茹ですぎって感じの、なるほど田舎蕎麦って感じで名人感をまったく排除して、普通で旨かった。
しかも、蕎麦と汁に使う水はモンドセレクションですからね。
今日は水を感じる日だった。
帰路山の上で小雨が降ってきた。
ワイパーが拭う水滴もおいしそうに思えた。
車の中はラベンダーの香りが充満していた。


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